「足立区の梅島地域に夏祭りを復活させたい！」それがこの梅島キッズサポートの始まりでした。

　子育てに悩んだとき、家庭だけでは解決できません。しかし、今の子育て世代の人たちは子育てを家庭だけで抱えてしまい、苦しい思いをしているのではないでしょうか。

　共働き家庭が増え、地域活動に関わる家庭が減った事で 地域の子育ての受け皿が減り、地域の子育て力が弱くなっています。

　梅島地域も例外ではありません。地域の「こども会」がなくなり、そこで開催されていたおまつりなどの行事もなくなっていきました。

　地域のつながりの場を失ったことで「近隣ママとのネットワークが減少」し、「子育ての情報共有」も行われなくなり、「子育てに悩む若い親世代が増えていった」ように感じました。

　また、子どもが気軽に地域に出て家庭以外の居場所も見つけずらくなったと思います。地域で生まれていた多世代の繋がりもなくなり、ますます子育て世帯が孤立化しています。

　なくなった「夏祭り」を復活することで、そういった孤立した子育て状況を少しでも減らせれば と始めた取り組みが梅島キッズサポートです。

　「梅島キッズ夏まつり」では、地域の方の参加と連携を促し、そこに来た子どもやその保護者と地域の方がまずは顔見知りになってもらうことを目的としています。思いを持った人と、誰か一人でも繋がることで、地域での子育てしやすさは格段にあがると思っています。

　その一人から、二人三人と話ができる関係性がつながっていくことを、この「梅島キッズ夏まつり」を通して作っていきたいと思っています。

　ただし、今までの子ども会と同じことをしては 今の時代に合わず 次の担い手がいなくなり、継続が難しくなってしまいます、今の時代にあった「地域での子育て」をしていけるような仕組みを模索しています。